はじめまして!
グッドスリーパー・三年寝太郎です!
私は大学卒業後に大学院進学を断念し、地方から東京に出てきて、プロ格闘家の道を目指していました。
数ヶ月でプロライセンス取得するも、東京では夜も楽しく、最短でライセンスまで取ったことで浮かれて、綺麗な彼女も出来て夜遊びの方が楽しくなり、不眠症で仕事も格闘技もおろそかになってしまいました。
そして、半分不眠の状態で昼夜逆転しつつも数年間頑張りましたが、一流選手にはなれず夢を断念して地方に戻りました。
東京では夜に起きていてもそれなりに楽しかったのです。
しかしながら、地方に戻ると起きている友人や恋人もいないので、友達なし、彼女なしのまま、朝みんなが起きる頃くらいから寝て日が沈む頃に起きると言う日々が続きました。
正に、昼夜逆転の生活をしていました。
とりあえず、自由な生活を謳歌しているような感じで、それなりに楽しかったのですが、三年間もフリーター生活を続けているとさすがに飽きが来ます。
そんな時にネットサーフィンをしていて、ムーンムーンと言う睡眠専門の会社を発見しました。
ムーンムーンの竹田社長も当時の私のように昼夜逆転の生活で苦しんでいたようでした。
次の日の昼過ぎに起きた私は竹田社長に連絡を取って会うことにしました。
眠いので夕方に閉店前に会う約束をしました。
最初に見た時は、坊主頭だったので、いかつい感じがしましたが、気さくな人でした。
そして、話を聞いてみると、なんと光で目覚めると言うような話をするのです。
「うちの会社の時計は光で目がさめるんですよ。」と・・・
「はあ?!」
正直、意味不明だと思いました。
しかし、「北欧の冬など日照時間が短い場所では光目覚ましを使う人も少なくないんですよ。」と言われたのです。
北欧はオーロラも出ますし、幻想的ですよね。
ですが、緯度が高いので、冬になると日照時間がスゴく短いのです。
ですが、私は迷っていたのです。
「正直、お金も無いし、やっぱ買わなくていいです。」
「・・・寝太郎さん、一度試してみましょうよ。もう、三年間も寝ていたでしょ?このままやっていても何も変わりませんよ。もし、しばらく使って合わなかった場合は返品してくれれば良いんで。」
「え!?そうなんですか?!」
正直、私はまあ、効果が無ければ返品してしまおう。
それなら、タダで試せるから・・・と言う考え方が浮かびました。
「ええ。はい。全額返金しますよ。」
「じゃあ・・・買いますよ。それと・・・肩こりもするので、ついでに枕も買いますよ。」
そして、家に帰って早速試してみました。
枕は少し高めなので、気持ちよかったです。
私の場合、普通の枕では首が沈み気味になるからです。
枕の気持ちよさを感じながら、光目覚ましをセットしました。
一日目は起きられないで、寝ていました。
しかし、次の日に閃いたのは、高い角度から当てれば光が顔に当たると思って少し高い場所に置いてみることにしました。
そうすると、次の日には、なんと光で目が覚めたのです!
「竹田社長!目が覚めましたよ!」
興奮して竹田社長に連絡を取りました。
あまりの嬉しさに会社に押しかけて行きました。
今回は、早起き出来たので、竹田社長も時間があるランチタイムに会うことにしました。
「おお!素晴らしい!普通は数日から数ヶ月かかる人が多いんですよね。寝太郎さんは優秀ですよね!」
優秀と言われて正直嬉しかったです。
「いやあ!ありがとう御座います!あ!ところでこれ!なんですか!?」
「あ!これっすか?!これはVibrato1(ビブラートワン)と言うマットレスで我が社の秘密兵器なんですよ。これは試作品なんですよ。」
「秘密兵器!?またまた!ははは!」
「良かったら、横になって良いですよ。ちょっと僕はやることあるんで少し席を外すんで寝ていて良いですよ。」
「え?!そうですか!?じゃ、遠慮なく・・・とりゃ!」
僕は格闘技経験者なので、柔道の受け身のようにバシーンと寝るのが好きなのです。
驚いたのは、そう言って、バーンと横になった瞬間でした。
ブヨン!!
「およ!?」
なんと体が弾かれる感じがしました。
「す・・・すごい!体が跳ね返った!」
これだけ反発力があればバシーンと寝ても受け身は要りません。
そして、そのまま、枕があったので頭を乗せるとスーッと寝てしまいました。
そうしていると、竹田社長が光目覚まし時計をそっと添えてくれて、15分後にめざめました 。
「どうでした?15分以上寝ちゃうと、昼夜逆転生活に戻るんで、光目覚ましで起きてもらいましたよ。」
「すごかったですよ!体が反発される感じでした。」
「実は、生たまごを投げつけても割れないんですよね~」
「いやあ、さすがにそれはないでしょ~竹田社長~!」
「試してみますか?」
「はい。」
どっから持ってきたのか、竹田社長は生卵を持ってきました。
「え?!マジで生卵なんか投げつけて良いんですか?」
「まあ、みんなに寝てもらう布団なので今回は特別ですね。」
「じゃ・・・投げますよ・・・良いですね?」
「はい。早く投げてください。割れて汚れたら、弁償してもらうんで。」
「え?弁償?」
「いや、嘘です。責任持つんで。」
「冗談きついですね!?知らないですよ。ドリャ~~!」
卵を投げつけました。ビヨ~ン!
竹田社長は、サッカーをやっていたので、ゴールキーパーがボールをキャッチするかのようにキャッチしました。
パシッと音がして、卵を捉えました。
「ほら!」
「うわ!スゲ!卵が割れねえ!」
「でしょ?!寝太郎さん、格闘技やっていたんでしたっけ?レスリングのマットよりも柔らかいでしょ?!その割には反発力もあるので、体が跳ね返りますよ!」
「わかりました!じゃ、次は、竹田社長を頭からバックドロップで投げて練習して良いですか?僕の現役時代の必殺技ですけど、このビブラートワンがあれば大丈夫でしょ?」
「・・・いや・・・僕は格闘技興味ないんで・・・」
そうやって、うまくはぐらかして僕のバックドロップを逃げた竹田社長でしたが、あれだけ筋肉マンたちが激しい投げを練習しても平気なレスリングのマットよりも遥かに柔らかく反発力があるのは確かでした。

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